O脚を治したいならハイヒールはNG
イスラエルのデザイナーKobi Levi氏デザインのハイヒール。
まるでガムを踏んでしまったかのようなユニークなデザインですね。
あのレディ・ガガさんもKobi Levi氏が作る靴のファンでPVの中に登場しているとか。あーやっぱり!
ところで、
O脚矯正を受けに来られる方に常々申し上げている事のひとつに、
「踵(かかと)の部分が高いハイヒールのような靴は履かないでください」
というアドバイスをします。
その理由はこうです、
ハイヒールを履いた時の足首や膝、股関節、骨盤などO脚と深く関係している関節はどういう状況に置かれてしまうのか?順番に見て行きましょう。
まずは足首(足関節)。
足首の動作の中でとりわけ大きな2つの動きがあります。
ひとつは底屈動作=つま先を伸ばす
もうひとつは背屈動作=つま先を持ち上げる
ていくつ、はいくつ、と読みます。
足首は背屈の時に関節がギュッと締まることから背屈が最も安定します。
逆に底屈の時には関節が緩くなり不安定になります。
ハイヒールを履いた時の足は底屈ですね、つまり関節が不安定なところに体重がかかって足首が歪ませてしまうのです。
次に膝(ひざ)。
ハイヒールを履いた時の膝の関節は真っすぐではなく、やや屈曲しています。
膝の関節はしっかり伸びきった位置で足首と同じように関節がギュッと締まって安定します。
逆に膝関節は少し曲げただけでも自由度が高くなります。(動きやすくなる)
膝が曲がった状態で体重がかかり続けることは膝の歪みを生み出しやすという事です。
そして股関節と骨盤。
先程ハイヒールを履いた時に膝は真っすぐではなく曲がっていると言いました。
膝が曲がっているということはそれに連動して股関節も曲がっているという事になります。
股関節がしっかり伸びきらずに屈曲していると、股関節の上に乗っかっている骨盤は前方に傾いてバランスをとるように強いられます。
前方傾斜した骨盤は左右に広がりやすい特徴があります。
つまり骨盤に付いている足も一緒に左右に広がってしまう訳です。
以上、脚を中心にみたハイヒールを履くことによる骨格への影響でした。
理解していただけたでしょうか?
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2011年11月25日 | コメントは受け付けていません。 |
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O脚矯正グッズ
最近テレビや本などで流行っている見出しがありますね、
「たった10日間○○ダイエット」
とか
「毎日5分○○するだけでマイナス5㎏」
「3分間○○するだけでO脚が治った」
というような、「ホニャララするだけで」みたいな見出しが乱舞しています。
書店の関連コーナーに積んであるこれらの本の表紙はどれも似通っていて、正直なところ見飽きてきた感がありますが、でも売れているのでしょうね。
ダイエットやO脚といった本来なら一筋縄ではいきそうもないことを、いとも簡単に達成できそうに演出することが人気の理由なのかも知れません。
それにしても、すべてとは言いませんが内容だけを取り上げてみると、わざわざ本を出版してまで紹介するようなものもでも無いような本も見かけます。
そういうものの中で、先日テレビで取り上げられていたO脚矯正グッズがありました。
そのグッズは竹を半分に割ったような半円の形をしたもので、それを床に置いて足で踏むだけらしいんですけど、それでO脚が治るというのです。
O脚用の踏み方とX脚用の踏み方とあるのですが、私から言わせればただ内か外か重心が変るだけのことです。
いやはや驚きました。
O脚矯正グッズという性質上、O脚の原因を加味しないすべての人向けなので、そもそもがナンセンスな訳です。。。
O脚に限らず、お手軽な方法というのはあまり期待しすぎない方が良いかもしれませんね。
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O脚のランナーが気をつけなければいけないこと
マラソンシーズン到来ですね。
これから冬にかけてたくさんのレースが開催されます。
ここ羽村市のお隣青梅市では有名な青梅マラソンがありますので、この近辺では青梅マラソンにエントリーするランナーも多いようです。
当院でも冬になるとレース本番へ向けての痛みのケアや身体の調整の為に来院する人が増えて参ります。
さて、題名に「気をつけなければいけないこと」などと書きましたが、これは走っている最中のことではありません。
足の運び方や細かいフォームの事などランニングの最中はあまり気にしない方が良いそうです。
たしかにO脚のランナーは膝を痛めやすい傾向があります。
その理由としては、O脚の人は足の外側へ荷重するから膝の外側へストレスがかかります。負担が強いられる張脛靭帯の付着している箇所に痛みが起きやすくなります。
(一口にO脚と言いましても実際には多様なタイプが存在しますので、上記の説明に当てはまらないケースもあるということを付け加えておきます。)
このようなO脚のランナーへアドバイスは、走り方ではなくて歩き方を注意してもらいます。
歩行時に気をつけてほしいのは、
つま先の向き
です。
O脚の歩行動作の特徴として、つま先を外へ向ける傾向があります。
こういう足の運び方ではガニ股に見えてしまいますし、着地の度に足関節や膝関節に捻じれのストレスがかかります。
ですからつま先は外ではなく、正面(まっすぐ前)に振り出しましょう。
歩くときはいつでも意識的につま先を前に向かせることを習慣にします。
歩き方を変えるだけでもO脚改善に効果的ですので是非取り入れてみてください。
それからシューズですが、サイズが重要です。
本当はショップなどで専門家にアドバイスしてもらいながらのシューズ選びが好ましいと思います。
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2011年11月5日 | コメントは受け付けていません。 |
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O脚矯正の適正年齢
気が付けば11月ですね。
ついこの前まで夏だったような気がしますが、秋も深まりつつあるこの頃です。
今日はO脚矯正の適正年齢についてお話します。
そもそもO脚は生まれたばかりの赤ん坊、はたまた老人にも観察される身体特徴です。
赤ん坊は成長する過程で生後3、4歳の頃にX脚傾向になり、次第に直脚になっていく自然なプロセスがあります。
老人のO脚は老化現象です。歳をとると背中が丸く曲がりますが、同時にあの姿勢は骨盤が後傾していることを指します。
骨盤が後に傾くと股関節は外旋気味の動作を強いられガニ股になると考えられています。
この2つのケースは成長と老化による自然の摂理です。
つまりO脚の矯正対象になるのは赤ちゃんでも無く、お年寄りでもありません。
私が矯正を引き受けるポイントは自然の摂理に逆らわずに矯正できる年齢か?ということにつきます。
具体的には下は中学生以上、上はせいぜい50歳くらいの範囲です。
もちろんこの年齢はある程度の基準を設けたものですから、実際にはこの範囲を超えた年齢の方も矯正したことはあります。
その場合は実際に拝見してみて適性を判断することにしています。
O脚矯正をお考えで年齢のことがご心配でしたら一度ご相談ください。
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外国からの問い合わせ
私のようにO脚矯正を専門的に行っていますと、時々思いもよらぬ遠方からのお問い合わせをいただくことがあります。
昨日はアメリカから国際電話がありました。
この方はアメリカに在住の日本人で、来月に帰国して2週間ほど滞在するその間にO脚を治したいという要望でした。
私はO脚を改善させるには、クライアント様ご自身にエクササイズを矯正と同時進行で行っていくことが矯正成功の条件と考えています。
ですので当院の施術方針としては自宅でエクササイズを実行しながら週に1回通院していただくのがベターなのです・・・
が、
今回は特別なケースですので、週に2~3回通院していただき、その中で改善を目指すということになりました。
早い人だと矯正回数2~3回位でも改善が見られることはありますからそれを目指してやっていきましょう。
以前にもやっぱりアメリカからでしたが、今回のこの方と同じような電話をいただいた事がありますが、あの時はお断りしてしまったんですね。(アレ?もしかしてあの時の方かしら)
職人気質なところがあるので矯正途中で放り出すような中途半端なことはしたくないという想いからでした。
近頃は歳のせいか少し柔軟になってきたようです。
歳と共にガンコさが増すよりは良いかな。
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2011年10月31日 | コメントは受け付けていません。 |
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腓骨の役割とO脚の関係
腓骨(「ひこつ」と読みます)は膝下にある脛骨(けいこつ※すねの骨)の隣りにある細い骨のことです。
膝の横にポコッと出っ張りがあるのが分かりますでしょうか?これが腓骨。その一部、腓骨頭という部分です。
腓骨は衝撃吸収と足関節を自由に動かす為の役割を持つと言われています。
腓骨は細いといいましたが、どれくらいかといいますと、だいたい脛骨に対して4~5分の1くらいでしょうか。このように脛骨は体重を支えるのが得意ですが、対する腓骨は体重を支えることに適していません。
けれどO脚の人はこの腓骨に体重をかけた立ち方をしてしまいます。
そうなると腓骨にかかった重さを支える為に周囲の筋肉が硬まって対応します。
O脚では足首周辺の筋肉の異常な硬さが観察されますがこういうことが原因なのかもしれません。
体重を支えきれなくなった腓骨は、やがて本来おさまるべき所定の位置から逸脱してしまいます。その影響は足関節にまで及びます。
これが腓骨を中心にみたO脚です。
ここからは個人的な見解なんですが、
一般論として腓骨は体重支持に不適格とされています。確かにそう思います。
でも「支持」とまではいかなくても、「つっかえ棒」くらいの役割は果たしているのでは?と思っています。
現にO脚の矯正を行っていて感じる事は、腓骨の位置がズレたままだとなかなか改善しないものが、“つっかえ棒”を元の位置に戻してあげると支えが出来て状態が良くなるのです。
何の役割も果たしていない人体の中でもっともいらない骨などと言われることもある腓骨ですが、いらない訳がない!O脚を扱う私はかなり重要な骨であることを実感しています。
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2011年10月29日 | コメントは受け付けていません。 |
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厚底ブーツの流行再来
最近クライアント様とのお話の中で「厚底ブーツ」の話題になることが増えてきました。
やはりブーム再燃なんですかね、厚底ブーツが流行ったのは今から何年前でしたっけ?たしか歌手の安室奈美恵さんのファッションを真似た女性達が出現したアムラー現象の時でしたね。
あれから数年経った訳ですが、何故にいまさらまた厚底なんでしょう。やはり流行は繰り返すものなんですね。
ところで、O脚矯正を行う上で普段の歩き方や靴の選び方が重要なのでアドバイスをさせていただいているのですが、じつは履いてはイケナイ靴というのがあるのです。
いつも説明しているのが、
ハイヒール、
ミュール、
つっかけサンダル
なのですが、これからは厚底ブーツも入れなくてはなりません。
厚底ブーツの特徴は言うまでも無くソール部分に常軌を逸した厚みがある訳ですが、これが不安定極まりない。履いた事がある方はもちろんご存じでしょうし、履いた事が無い私でも厚底ブーツの女の子がコケているシーンを何度も目撃しています。
コケた時に足首を強く捻った事が原因の酷い捻挫で救急搬送されたといった話も珍しくありません。そういう履物なんです。
このように不安定で足首を捻じる危険性があると言う事と、もうひとつ、重たいという事がNGです。
よく良質な靴の基準で、
「持って重たく履いて軽い靴が良い」
などと言ったりしますが、厚底ブーツに関しては機能性を加味しているとは到底思えませんので、持っても履いても重たいダメな靴なのでしょう。
あ、そうそう、男性が履く革製の重たいワークブーツも同じくNGです。重たさのあまりガニ股歩行になるからです。
もしどうしても履きたいのでしたらなるべくジャストサイズの物を選ぶことがコツです。
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2011年10月26日 | コメントは受け付けていません。 |
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第9回クラリーノ美脚大賞2011
今年の美脚NO.1を決める「クラリーノ美脚大賞2011」が開催されましたね。
年代別に4名選出されるのですが、ティーン部門は忽那汐里さん、20代は石原さとみさん、30代は米倉涼子さん、オーバーフォーティ部門はとよた真帆さんといった顔ぶれでした。
【YAHOO!ニュース】今年の美脚大賞は忽那汐里・石原さとみ・米倉涼子・とよた真帆に決定!
近頃ちょっと気になることがありまして、それは人の美的感覚についてです。もちろん美の捉え方は人それぞれ違うことは理解していますが、それにしても鈍感すぎるんじゃないかと思えるようなシーンがテレビで放送されていました。
若い男性への街頭インタビューでミニスカートを履いた女性が映っている二枚の写真を見て、好みの女性がどちらかを聞きいています。ちなみにこの写真は二枚とも同じ人物なのですが、それぞれ違う靴を履いています。一方は厚底ブーツ、もう一方は普通のスニーカー。写真を見たほとんどの男性が厚底ブーツを履いた方が好ましいという結果でした。しかし大変失礼ですがこの女性けっこうな内股O脚の持ち主だったのでした。しかし写真を見た男性諸君の中には美脚などと言っている人もいました。底上げされて脚が長くなっただけでとても褒められるような脚では無かったので(失礼!)このコメントには驚きました。しかも写真の女性も脚が長くなることだけにこだわっているようで、脚線(脚のライン)については気にも留めていない様子でした。
このように、長い脚=美脚という風に端的に捉えられている傾向があるように感じています。脚が長いことはもちろん美脚の重要な要素ではありますが、下肢の関節配列が正常であるということもとても大切な要素なのです。
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2011年10月23日 | コメントは受け付けていません。 |
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2011年10月7日 | コメントは受け付けていません。 |
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